ヴァージン・オーストラリア航空は、
ケアンズと東京(羽田)を結ぶ毎日運航の直行便を
2025年2月24日をもって運休することを発表しました。
この決定は、新型コロナウイルス後の
日本からの訪問者数の回復が予想を下回っていることや、
円安の影響で需要が減少していることが主な要因です。
訪日旅行者数はコロナ前の水準に比べ最大35%下回っています。
乗り心地もサービスもよかったので
とても残念です。
影響を受ける利用者への対応
約2,000名の利用者が今回の運休の影響を受ける予定です。
2025年2月24日以降のフライトを予約した利用者には、
メールで連絡があり、返金手続きが行われます。
また、旅行代理店や第三者の予約サイトを通じて予約した場合は、
予約元に直接問い合わせるよう案内されています。
ANAとの提携で日本路線は継続
ヴァージン・オーストラリア航空は、
提携する全日空(ANA)を通じて、
日本とオーストラリア間の最大週17便のフライトを
提供し続けます。
ANAを利用することで、ケアンズを含む
オーストラリア国内の人気観光地へのアクセスも可能です。
この提携により、利用者は
ANA便での荷物のスムーズな移動やポイントの獲得、
リワードシートの予約など、
引き続き多くの利便性を享受できます。
運休の理由と今後の展望
ヴァージン・オーストラリア航空は、
ケアンズ~東京便の運航を2023年6月に開始しましたが、
日本からの需要が低迷し、
採算が取れなくなったため、運休を決定しました。
一方で、ANAとの提携を活用し、
引き続き日本とオーストラリア間の観光需要を支える方針です。
ボーイング737 MAX 8の国内線再配置
今回の運休に伴い、ケアンズ~東京便で使用されていた
ボーイング737 MAX 8は、
オーストラリア国内線に再配置されます。
同機種は燃費効率が高く、
国内線の運航にさらに活用される予定です。
責任者からのコメント
バージン・オーストラリアの最高戦略責任者(CSO)、
アリステア・ハートリー氏は、
影響を受けた顧客に謝意を示すとともに、
ANAとの提携により、
日本とオーストラリア間の観光需要を引き続き支える姿勢を強調しました。
また、ケアンズ~東京便を立ち上げる際に支援した
クイーンズランド州政府への感謝の意も述べています。
まとめ
ケアンズ~東京便は2025年2月24日で終了しますが、
全日空との提携により、
日本からオーストラリア各地への観光需要に対応し、
両国を結ぶサービスは引き続き提供されます。